地方の暮らしは都心では得られないものをたくさん得ることができます。
反対にテレビや新聞ではわからない、リアルな地方での生活についてまとめました。
こんな方におススメです。
こんな方におススメ
Uターン転職を考えている方
地方への移住を検討している方
実際にUターン転職を経験した著者の目線から、リアルな地方生活をお伝えします。
実際にUターン転職(移住)する前に読んで頂くことで、心の準備ができます。
最後まで読めばあなたのUターン転職(移住)の成功率が上がることでしょう。
会社の待遇が悪い
給与水準が低い
地方と都心部では給与体系に大きな違いがあります。
都道府県の中で最も年収が高いのは東京都の380.4万円です。
反対に最も年収が低いのは宮崎県の235.1万円であり、
その差は145.3万円もあります。
法定外の福利厚生が乏しい
地方では中小企業がほとんどを占めるため、
都会の大企業のようにのような法定外の福利厚生が充実している企業は少ないです。
法定外福利厚生の例
社員食堂
保養所
医療費補助
住宅ローン補助
一族(同族)経営の会社が多い
地方企業はほとんどが中小企業であり、人間関係が固定化されています。
同族(同族)経営の会社も多く、能力とは関係ない部分で評価されることもあります。
転職活動で入社する前に転職サイト≫などで情報を収集しておきましょう。
おススメの転職サイト「ミイダス」についてのレビューはコチラ≫から。
転職先が選べない
地方では有力企業は限られます。
官公庁、銀行、インフラ以外の大手企業は少ないです。
多くの企業が一部の大手企業の下請けであることがほとんどです。
よって、同じ地域で転職活動をしようとしても、
選択肢がほとんどありません。
休みが少ない
地方では大都市ほど週休2日制が普及していません。
地方では工場が多く二交代制、三交代制、隔週出勤の企業も多くあります。
二交代制:24時間を2つの時間帯に分割
三交代制:24時間を3つの時間帯に分割
隔週出勤:2週間に1回は(土曜日・日曜日)に出勤
仕事にやりがいを感じにくい
大規模なプロジェクトが少ない
都心部と比較し人口が少なく経済規模も小さいため、大規模なプロジェクトに関わる機会やチャンスは少ない傾向にあります。
地域密着の企業が多いので、地域で協力して創りあげる小規模なプロジェクトなどはチラホラとあります。
新規ビジネスが乏しい
都会と比べ地方は産業構造が固定されており、新規ビジネスをおこしにくい環境です。
また、保守的な人も多くUターン転職者であっても新参者の提案に対してアレルギーを起こす人も少なくありません。
新規ビジネスを興したい人にとっては物足らない環境かもしれません。
営業先が少ない
地域には大手企業がほとんどありません。
よって、必然的に営業相手は中小企業相手となります。
また、業種にもよりますが取引先固定されており新規参入が難しい面もあります。
新規開拓しようとしても会社の数が少ないため、すぐにターゲット先がなくなります。
人間関係が苦痛
職場の人間関係が濃密で大変
転勤や異動の少ない職場であれば、職場の人間関係が固定化され濃密になりがちです。
生活の範囲が限られるため、休日に職場の同僚とスーパーなどのお店で出会うことはよくあります。
また、友人の親族が職場の同僚などという場合も多々あります。
口うるさい親族
地方では古くからの考えを持った人も多くいます。
特に地方では親族で集まる機会も多く、ストレスの原因となる場合もあります。
スクールカーストがいつまでも….
中学・高校時代にイジメられていた、友達が少なかったなどの場合には苦しい思いをするかもしれません。
地方の場合、昔の環境そのままで大人になった人も多くいるため、
そこに飛び込むのはかなりの覚悟が必要です。
物をもらったら必ず返さないといけない
地方ではおすそ分けや助け合いの文化が強くあり、近所の方から貰い物をする機会も多くあります。
何か頂いた場合には必ずお返しをしておかないと、
などと言われてしまいます。
地域の付き合いが多い
地方では、町内会、青年団、消防団など、都会ではあまりなじみのない集まりが多々あります。
お祭りに力を入れている地域では、週に1回お祭りに向けての練習(飲み会)がある地域もあります。
町内会の寄り合いでは会費を徴収され、無償で溝掃除やイベントに参加することになります。
仕事を理由にこれらの行事を欠席することはおススメできません。
結婚年齢が早い
地方では結婚年齢が早い傾向があるため、30代以上の独身者となれば職場や地域から結婚の圧力がかかります。
場合によっては強引に職場内で結婚をあっせんされる場合も多々あります。
出身中学・高校で判断される
出身中学・出身高校で判断される機会が多くあります。
などの会話が繰り広げられることも多々あります。
理由としては都心のように学校字体の数が少ないことが影響しています。
男女の出会いの機会がない
都会と比べ男女が出会う機会が限られます。
街コンや婚活パーティーなどもチラホラありますが、都会と比較すると数は少なくなります。
全体的に娯楽施設が少ないため、自分から積極的に活動をする必要があります。
友人が利害関係者になる
地方で仕事をすれば高校の先輩や後輩が取引先になることも珍しくありません。
地域によっては一部の企業の関連会社だけで構築されているような地域もあり、
公私の区別が難しくなることがあります。
都会の友達と疎遠に..
地方に住めば都心の友人と会う機会も少なくなります。
SNSが普及しているとはいえ、生活環境が大きく異なるため話が合いづらくなってきます。
生活環境が厳しい
娯楽が少ない
地方ではカラオケ、パチンコを除く娯楽施設がほとんどない地域もあります。
イオンなどの大規模ショッピングモールでは必ずといっていいほど友人や同僚と出会うことになります。
害虫・害獣が多い
地方、特に山間部では自然が多く残っており虫が多くいます。
ペットとして価値のあるカブトムシやクワガタムシ、アゲハ蝶などの虫も多くいますが、
ムカデや蜂、毛虫などの害虫も多くいます。
注意すべき害虫・害獣
ムカデ:かまれると激痛
蜂(スズメバチ):場合によっては死に至る
蛇:茂みの中に結構います
イノシシ:人を襲う場合も多い
外出する際には虫よけスプレーなどの対策をしっかりと行い外出するようにしましょう。
また、茂みには害虫や害獣が潜んでいる場合もあるので注意しましょう。
携帯電話の電波が入らない
地域によっては携帯電話の電波が入らない地域も多数あります。
最近普及してきた5G回線などは地方では利用できません。
携帯電話の会社によって電波の入りやすさに格差があるので、
あらかじめ移住先の電波状況によっては確認しておきましょう。
街頭が少ない
地方は都心と比較して街頭が少なく夜暗く感じることでしょう。
実態としては夜に人がほとんど出歩かないので必要が無いことが理由です。
都会より暑い・寒い
都会より厳しい自然環境に置かれている場合がほとんどです。
降雪地帯では平野の多い都心とは異なり、寒い上に雪下ろしがあります。
水害が多い
山間部や沿岸部は、平野が広がる都心部と比較して台風などの影響を受けやすくなります。
大規模なダムや河川が近くにある場合には地域ごとのハザードマップを確認し、
避難場所などの確認もしておいた方がいいでしょう。
「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。 引用:国土交通省 国土地理院
ガソリンの値段が高い
地方によってはガソリンの価格が高い地域があります、車での移動がメインなのでガソリンの値段が高いことは家計を大きく圧迫します。
ガソリンの精油所は2015年6月の時点で全国に23ヶ所しかありません。
精油所の無い地域へはタンクローリーでガソリンを輸送する必要があります。
よって、近隣に精油所のない地域では年間を通してガソリンが高い傾向となります。
教育機関が乏しい
地方では大学や予備校、専門学校の数が少ないので教育の選択肢が限られます。
また、スポーツジムやトレーニング施設なども少ないため、
趣味のスポーツをあきらめないといけない場合もあります。
ただ、たいていの施設は予約なしで利用できますし、利用料金も都会に比べ大幅に安い傾向があります。
健康保険料・介護保険料が高い
健康保険料・介護保険料は地域別の財政状況によって、負担額が変動します。
一般的に財政の豊かな地域では負担額は少なく、財政に余裕のない地域では負担額が高くなる傾向があります。
あとから気づいてもどうしようも出来ない問題なのであらかじめ確認を取っておきましょう。
公共交通機関が乏しい
地方では都心のように数分おきに電車・バスが来て移動できるなどという環境はありません。
電車やバスは1時間に1本しか通っておらず、行きたいところまで電車やバスでは行けないという場合がほとんどです。
よって、地方での移動は必然的に車メインとなります。
1人1台車を所有していることがほとんどなので、
維持費が結構かさみます。
子供の養育費がかさむ
地方は大学の数が少ないので、県外の大学に進学する場合が多いです。
そうなると下宿費がかかってくるため相応の金額が必要となってきます。
文化施設が乏しい
地方では美術館、博物館、コンサートホールなどの文化施設は限られます。
映画館もイオンと併設されてある場合がほとんどです。
有名なミュージシャンのライブなどを地元で見られる環境はもちろんありません。
医療施設が十分ではない
医療制度については地域によって格差が生じています。
地域の中核病院とされる公立・私立の病院も設備は甲乙あり、
得意・不得意があります。
万が一の時には最低限の設備が整っている国立病院を利用するのが望ましいので、
住居から国立病院までの距離についてもあらかじめチェックしておきましょう。
インフラが整っていない
道路、上下水道、都市ガスなどのインフラは財源の豊富な都心部より整備されます。
よって、財源の少ない地域になると壊れたままの道路や不完全な上下水道が多くみられます。
物価が意外と高い
地域にもよりますが輸送コストがかさむ山間部などでは特に物価が高くなります。
野菜など地場の商品は都心よりはもちろん安く購入できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
過激な内容や偏った内容もあったかもしれません。
ただ、著者がお伝えしたいことは「せっかくUターン転職をするのであれば、
後悔しない選択をしてほしい」ということです。
そのためには地方の生活のいいところだけではなく、
嫌なところも知った上で選択をしたほうが後悔が少なくて済みます。
皆さんのUターン転職が最高の結果になることを願っております。