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「田舎暮らし」は実際に田舎で生活をしたこと無い人にとっては、
とても気楽でのんびりと映るかもしれません。
ただ、「実際はそんなことないですよ、ホントは辛いこともたくさんあるんですよ!」
と田舎暮らしの注意点について教えてくれるのがこの本です。
こんな方におススメの本です。
こんな方におススメ
田舎生活を考えている方
田舎生活がうまくいっていない方
それでは解説していきます。
著者について
著者の清泉享(せいせん・とおる)さんは東北から沖縄まで日本各地を移住しながら過ごした、移住歴20年超のベテラン・イジュラーです。
移住の経験を活かして移住者へのアドバイスや移住者のトラブルの相談にも乗られています。
本の中でも様々実体験が描かれており、
移住に関するトラブルの事例をリアルに体感することができます。
「物件選び・お金・人間関係」を制すればあなたの田舎生活は成功です
「物件選び・お金・人間関係」が田舎生活では重要です。
これらを制することができればあなたの田舎生活は成功でしょう。
この本ではこれらの3つの項目に着目し、注意すべき点について細かく書かれています。
この本で書かれている内容は楽観的な見解ではなく慎重な見解です。
書かれているすべてが起きる田舎はありませんが、
私の見解としては1-2個はどの田舎も当てはまるでしょう。
【物件選び】ひさしのないウッドデッキは買うな
「ウッドデッキで日光浴」「ウッドデッキでバーベキュー」など憧れるのもわかります。
ただ、メンテナンスが大変なのも事実です。
樹脂や金属製のものであればある程度の耐久性がありますが、
木製のものであれば定期的にメンテナンスが必須です。
メンテナンスをしなかったためにボロボロになったウッドデッキは近所にたくさんあります。
【お金】健康保険料も介護保険料もべらぼうに高い
健康保険料・介護保険料は住んでいる町や市の財政状況によって変動します。
よって、住む場所の財政状況がひっ迫している場合には負担額が上がってしまいます。
【人間関係】あらゆる人が縁戚だという感覚で接しろ
田舎での噂話はとても速いスピードで広まります。
田舎で噂話をするときには本人の耳に入っても大丈夫な内容について話すことが鉄則です。
田舎暮らしを快適にする7つの鉄則
田舎暮らしを快適にするためには7つの鉄則があるというのが著者の主張です。
7つの鉄則については以下の通りです。
集落移住ならば、まずは”借住”で
改築・新築は住みながら
挨拶の菓子折りを配る順序がすべて
収入にかかわらず、必ず副業を持て
納得できるホームドクターをまず確保
人間関係に行き詰まったら、即”転住”
まとめ
田舎への移住は大きな環境変化を伴います。
移住が原因で体調を崩してはせっかくの人生が台無しです。
この本を読めば田舎暮らしのリアルな部分がわかります。
しっかりと情報を集めて後悔のない田舎暮らしを楽しんでくださいね。